会長挨拶

会長 藤田敏博

愛媛県保険医協会は保険診療を行う医師・歯科医師によって、「保険で良い医療の充実・改善を通じて国民医療を守ること」「開業医師・歯科医師の生活と権利を守ること」を目的に活動を行っています。

二十数年前、従前の医療制度に対する改善要求を掲げ、熱い血潮、高い理想、大きな意欲を持った面々が中心となり、愛媛県保険医協会を結成しました。結成に尽力された先達の多くは第一線を退きましたが、公的保険で国民医療を良くしよう、開業医の経営と権利を守ろうという理念は、その後も脈々と受け継がれています。そして、この理念を多くの同朋に知らせ占め、さらに後世まで伝えるため、多くの同朋を募っています。

社会保障費削減の国政の中では、一人ひとりが理想とする医療を構築することは困難ですが、自らが理想とする医療を追求しようとの気概に燃えた人たちが集えば、国政をも変える力が倍増するのは間違いありません。現在のような医療制度、診療報酬体系の中では、経営も不安定となってはいますが、「だからこそ、力を合わせて立ち向かおう」と訴えます。また、協会の行っている会員向けの活動に興味を抱いて入会される方もおられます。

協会では種々の活動を行っており、そのような中から興味のある催物に参加して頂きたいと思いますし、新たな活動の提案を頂ければ協会活動として実現していきたと思います。

活動の強化・拡大は、協会の活性化だけでなく、協会の力量の相乗的強化にも結びついていきます。種々のご相談にも応じています。困った事などあれば、迷うことなく協会にご連絡下さい。専門知識を持った役員が説明致します。

協会は会員のためのものです。


歯科部会長挨拶

昨年の松村厚先生の死去にともない、歯科部会会長の任を打診された時、私は困惑した。年齢が69歳であり、決して若くないこと。不整脈と胃潰瘍があり、健康不安があること。それよりなにより、松村先生とは比較にならない程の能力差があること。一方で、愛媛協会としての歯科活動のバトンを次の時代の次世代の歯科部会会長へ手渡すまでは走り続けねばならないとも思っていた。任期途中での友の早世は痛恨の極みだった。友の熱い志を引き継ぎリレーを続ける役割が私にはあるのではとも思っていた。ただし、このリレーのゴールは見えない。雲をつかむようなものだ。だから面白いと、松村先生も私も思っていた。歯科の可能性の広さを面白さを伝えていきたいものだ。
私のようないささかくたびれたポンコツ歯科医を補助するために、協会執行部は2名の強力な歯科医を副部会長に選んだ。渡部良平先生と金﨑伸幸先生である。よろしく手助けお願い致します。頼りにしております。

歯科部会長 佐々木 典彦

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